いざという時の最終手段とも言えるクレジットカード現金化。実際にショッピング枠を利用して現金化している人はどれぐらいいるのか?一体どういった理由で利用して、どんな経過をたどっているのでしょうか?
ここでは、気になるクレジットカードのショッピング枠を現金化したことがある人の、さまざまな体験談を集めてみました。
目次
クレジットカード現金化のアンケート調査!現金化して良かった?後悔した?
現金化したことがある100人にアンケートを調査。結果は次の通り。
良かった | 51 |
悪かった | 36 |
どちらとも言えない | 13 |




使い方を間違ったら大変なことになることは間違いありません。その後の返済は大丈夫か判断して利用しましょう。
クレジットカード現金化しようと思った理由は?
1人目の体験談:見栄っ張りなAさん
大学生Aさんは、お金がないと人に思われることが大の苦手。ある日、彼女とデートをすることになった時、バイトの給料日前であまり現金の持ち合わせがないことに気がつきました。
もし現金払いしかできないお店に行って、彼女に立て替えてもらうことになったら恥ずかしくて耐えられない…。Aさんのクレカにはキャッシング枠がなかったので、ショッピング枠の現金化を利用することにしました。
しかし、年々強化されているカード会社の監視システムに引っ掛かり、現金化を申し込んだことがバレてしまいました。規約違反行為のため、Aさんはクレカの利用停止と同時に、リボ払いの一括返済を要求されてしまいます。
当然一括返済なんてできるはずのないAさん。恥を忍んで親からお金を借り、事なきを得ましたが、おかげで大学生にもなってバイト代を親に管理されてしまうことに…。
しかも、クレカは強制退会させられてしまい、新たにカードを作ることも今後ローンを組むことも絶望的…。将来への不安とカツカツ生活の苦しさを抱えながら暮らしています。
2人目の体験談:個人事業主のBさん
突発的なトラブルのため、その月の収入が大幅に減ってしまったBさん。翌月以降の収入なら無理なく返済できるだろうと、キャッシングに加えてショッピング枠現金化で資金調達をしました。
ところが、業界全体の冷え込みやBさん自身の体調不良など、度重なる不運によって翌月以降も収入は元に戻らず…。必ず返せるようになることを信じて、キャッシングや現金化を繰り返してその月の返済をするという、典型的なカード地獄に陥ってしまいました。
最終的には返済ができなくなってしまい、裁判所の通告でBさんの財産は差し押さえられてしまうことに…。見通しが甘すぎた結果、自己破産にまで追い込まれてしまいました。
3人目の体験談:旦那さんが緊急入院したCさん
Cさんの旦那さんは一般的なサラリーマンでしたが、ある日巻き込まれ事故で大ケガを負ってしまい、緊急入院することになりました。
搬送先の病院で入院保証金が必要となりましたが、すぐに保険が降りるわけもなく、Cさんの家にはまとまった現金がなく…。Cさんは抵抗を感じながらも仕方なしに、クレカ現金化で入院保証金や当面の生活費を調達しました。
危機的状況を乗り切った後、保険も無事降りたうえに事故を起こした人から慰謝料ももらい、翌月の支払いですべて返済することができました。
藁をも掴む気持ちで現金化を利用したCさん。おかげで大事なものを売ったり人からお金を借りたりせずに済んだと、非常に感謝しているようです。
4人目の体験談:お祝いごとが重なってしまったDさん
知人・友人の結婚ラッシュで、その月だけでも3件の結婚式に呼ばれていたDさん。
しかしご祝儀を包むことをすっかり忘れたまま、直前に旅行で散財してしまったことに気づいて真っ青…。現金がなければどうにもならないので、キャッシング枠に加えてカード現金化でどうにか補填することにしました。
おかげでご祝儀をケチることなく、キレイに着飾った姿で幸せな結婚式に参加できたDさん。その返済のために当分ギリギリの倹約生活をすることになってしまいましたが、現金化のおかげでせっかくのお祝いごとを台無しにせずに済んでよかったと、ホッとしたそうです。
結論:現金化は確実に返済できる状況でなければ厳禁!
4人の体験談から、同じクレジットカード現金化の利用者でも、「確実に現金化できるめどが立っているかどうか」というのが分かれ目になっていることがよくわかります。
一時的にどうしても現金が必要である場合に、やむを得ず利用する分にはいいでしょう。しかし絶対に返済できると言い切れない人、普段からギリギリで分割払い・リボ払いを利用している人が利用することは絶対におすすめできません。